「フランドル」サンプル
2006年のカンヌ映画祭で審査員特別グランプリを獲った作品。主人公は2人。
片田舎の村で、これから戦地に行く青年とその幼なじみの娘。
この2人の関係が微妙。セックスはするのだが、青年は娘のことを“ただの幼なじみ”だと言う。
かといって、友達と彼女が付き合い始め、濃厚なキスを見て嫉妬する。
青年は戦場で様々な体験をする。
仲間を失い、敵(子供)を射殺、レイプ、捕虜、拷問、等々戦場で行われる数々の非道が淡々と描かれる。
ドラマティックに描かず、淡々とその場に“置いてくる”感じで話が進むので、観る側にとって考える猶予が与えられる。この行為は是か非か、その選択は仕方ないのか、自分がこの立場だったらどうするか、いちいち問題提起をされる。
一方、娘は村で平凡な日常を送る。
しかし、この娘はどうやらこの村で誰とでもヤリそうな風に描かれる。
(“寝る”というより“ヤル”、いや“ヤラせる”という感じに描かれる)
これが彼女の精神を蝕み、病院に送られる。
でも、彼女の行動があまり理解できなかった・・・片田舎に育ち、刺激を求めたのか? 寂しさを慰めたのか? うーん・・・
大袈裟に描かない、ラストの持って行き方、にカンヌらしさを感じつつ、それでも「えっ、これで終わり?」という印象が拭えなかった。
問題提起とドラマ性、エンタメ性とアート性
★★★★★★☆☆☆☆(6)
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