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上原ひろみ Asia Tour

@東京国際フォーラム HALL C

上原ひろみと出会ってもう1年が過ぎました。
1年前、初めて彼女のライブを観終えた後、会場から出て歩いていたら涙が出そうでした。
何で涙を堪えたんだろうと今でも思います。
泣けばいいじゃん。感動したんだから。

最近泣くことが増えました。
歳のせいかもしれないけど(苦笑)、気持ちよい涙を流すことが多くなりました。



ツアーパンフ(初)

(昔は、ロックライブのツアーごとに必ず買ってたけど、「パンフ買うお金があったら、別のライブ行けるやん」ということに気づき、買わなくなってしまっていました。
だけど、今回のライブ終了後は躊躇することなく買ってました)







この人、この人の奏でる音楽と出会って、自分が音楽的にも人間的にも少しスケールが大きくなった気がしてます。彼女は私より年下ですが、私より凄いし私より頑張ってます。彼女からとてもパワーをもらっています。だから、私はもっと頑張ろうと思います。そして、彼女にパワーを与えられるような、あるいは彼女に刺激を与えられるような映画を撮りたいと思います。
音楽の力は凄い。そして映画の力も凄いのです。負けません。

さて(笑)。

待ちに待った上原ひろみライブ。
ドリカムとの共演も、矢野顕子セッションも、熊谷和徳コラボも、“ごほうび”という感じでした。とても贅沢なことを言っているのはわかってます。
どのコラボも「奇跡」という感じだから。
何が出てくるかわからない、そのワクワク感を楽しむ。一期一会な瞬間がたまらないのです。

だけど、上原ひろみライブは大勝負なんです。トニーとマーティンがいるこのバンドこそが上原ひろみの真骨頂で、彼女の魅力が存分に楽しめるわけなんです。

特に、“バンド”形態になっているので、叫びやすい(笑)
やはりメタルやハードロックのライブばかり行っていたせいか、叫ばないと燃焼しきった感じがしないのです(わかってます、贅沢だというのは♪)。

と思っていた矢先、今日とても嬉しかった発言がありました。
彼女はこう言ってくれました。
「ライブの楽しみ方にルールはないので、笑いたいときに笑って泣きたいときに泣いてください」と。

私はこれを、
「もっと叫んで、一緒にロック(いやjazz)しようぜ!」と解釈しました(笑)。

ひろみちゃんは、自分の一挙手一投足に反応や声援がほしいのだ。プレイヤーなら当然

盛り上がれるときには盛り上がっちゃえばいいじゃん、と。

思うに、日本のお客さんが静かなのが歯がゆいのではないかな。
上原ひろみの音楽は、jazzをよく聴いている人が来る(いや、ロックをよく聴いている人も来る、かな?)ので、割と静かだよね。
演奏開始から総立ちで体を揺さぶってヘッドバンギングするロックライブと比べると余計にそう感じる

でもロックライブと違うのは、曲間で拍手を入れること。
「これがjazzなんだぁ」って思った一番のカッコイイ点

音楽を理解し素晴らしいと思ったところ、あるいは曲のちょうどいい区切れ目、演奏の盛り上がった後にする拍手。
入れるタイミングが結構微妙(苦笑)なんだけどね。

芝居もそうだけど、舞台と観客との相互作用が素晴らしい芝居を作るんだよね。
ライブもまったく同じ。今日みたいに観客がどんどん歓声や悲鳴をあげ、プレイヤーの名前を叫ぶことで、演奏はどんどんよくなり観客はどんどん盛り上がる。
今日のひろみちゃんは本当気持ちよさそうだった。

「Spiral」「XYZ」「if」「Old Castle〜」「Return of Kung-Fu〜」(休憩)「Music for Three-Piece〜」「Green Tea Farm」「Love and Laughter」
といろいろ演ってくれた。

東京jazzの時もそうだったけど、「xyz」はヤバい!
何なんだこのプログレ感!(歓喜)
“鳥肌が立つ”というのは他のバンドでもあることだと思うけど、“鳥肌が持続する”ってないでしょ。上原ひろみライブは“鳥肌が持続する”のだ
だから何度でも行ってしまう。

今日はベースのボリュームが高くいつも以上にトニーのベースを聴くことができた。この人のベースラインはとてもスリリング。まぁひろみちゃんの曲自体がスリリングなのだけど、緩急の付け具合といい、ソロといい、全体を引き締めてました。

アンコール。ひろみちゃん一人で登場。
MCの苦手なひろみちゃんから(苦笑)、クリスマスプレゼントがあるという。
第1弾は、今日のチケット半券で、ひろみちゃん御用達ご存じ目黒のラーメン屋さん「まるあぜ」でトッピング無料!(笑) 行かなきゃ(爆)。
よっぽど好きらしいね。ツアーパンフに店主がひろみちゃんと一緒に写って載ってたもん。

そして第2弾。
いやー、まさかとは思いましたが、出ました熊谷和徳
また観られるとは幸せ。
ピアノとドラムの間、舞台中央にタップ用の床が配置され、今日は昨日よりラフな赤いシャツとジーンズで登場。
クリスマスプレゼントということで、落ち着いた曲なので高速タップはそれほど出さず、ピアノに合わせたダンスを披露。しっとりとした雰囲気で“タップダンス”にまとめ上げる。

しかも、今度はトニー&マーティン登場で、夢の4人共演。
「Dancando No Paraiso」が始まる。そして聞かせる高速タップ!
ラテン系なノリの曲を持ってきたのがニクイ。タップがうまくマッチしていて快い。

もうこの辺りから、盛り上がり感が凄い。
ピアノのボリュームが大きく、タップの音は少々かき消されてしまいがち。タップはこの3人を相手にすると少々分が悪い。
初めからその計画だったのかとっさの判断なのかは知らないけど、ひろみちゃんとトニーが一歩下がり、タップvsドラムになる。
なにげに私はこれが観たかった。2人とも基本的にはビートの人だから、どちらがリードを取って、どのようにまとめるのか、とても興味があった。

熊谷さんは何か手がかりをつかむべく、フレーズをタップする。一方マーティンもフレーズを刻むけど、それを続けようとしない。ありきたりの掛け合いではつまらないというかのように。

もちろん合わないときもあったけど、マーティンの音を拾おうとする熊谷さんの姿勢が、「即興の人」なんだと改めて感じられた。この緊張感って凄い
プレイヤーなら皆そうかもしれない。
スポンテイニアスな人ってとても憧れる。自分自身はかなり熟考派なので、すぐ何かを出すことができる人っていうのは凄いと思う。

4人並んで観客の声援に応える姿はいつになく新鮮でした。

そして再びアンコール!
「Summer Rain」
もう叫びましたね(笑)。
最初のウチは「ふー!」とか「ほう!」とかだったんだけど、この辺になると「あ゛ーー!!」とか「お゛ーー!!」とかになってました♪
やっぱライブはこうでなくっちゃ!

こうして大盛況の中、幕を下ろしたのでありました。

最後に、「日本最高!」と叫ぶひろみちゃんが印象的で、やっぱり“盛り上がっちゃえばいいじゃん!”的姿勢を感じたのでありました。

彼女はロックです(笑)。

最高のクリスマスでした。

あと2ヶ月で新譜が出ます。もういくつ寝ると・・・

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