「パフューム」試写
(観た日を忘れた・・・)
異常に発達した嗅覚を持つ青年が「究極の香水」を作る物語。

17、18世紀のパリ。悪臭漂う魚市場で、産気づいた魚売りの女からゴミ溜めに産み落とされる主人公。
主人公はあらゆる臭いをかぎわける能力で、他者から疎外されていく。奴隷として働き、人間性を奪われ、人との接し方もわからず生きていく。
ある日、主人公はひとりの若い女の香りに心奪われる。初めて見る女。ゴミ溜め同然の世界で知る心地よい香り。主人公は女を忘れられず、その女の元に会いに行く。が、ふとしたことで、誤ってその女を死に至らしめてしまう。
しかし、その後に展開されるのは、香りに異常なまでに執着する主人公の姿。
異質な世界で突飛な才能を持った主人公が、“女の香り”を元に香水を作ろうとする。
どこまでもファンタジーな雰囲気。
そして、その“女の香り”を集めた「究極の香水」によって、ある決定的な事件が起こる。
この決定的事件の捉え方で、この作品の見方が決まるといってもよい。
実際、私はこの決定的事件が起きた後、一気に引いてしまった。
“見えないものを見せる”ということがどれほど難しいか。
なぜ、あのような演出になったのか。
中途半端にしか見えない。
どうせやるなら「ベルセルク」的な破戒イメージを突き詰めてほしかった。
私はこのファンタジーを、“100歩譲って”観なければならなかった。
思えば、「異常な嗅覚を持つ主人公」という時点ですでにファンタジーだったのだが。
この決定的事件後の彼の足取り=ラストシーンもファンタジー。
これだったら、全人類をベホマズンで回復させるっていうこともアリになってしまう。
そもそもこれを映画化するのって、非常に酷。
でも。話としては面白い。
意見が極端に分かれる作品かな。
おとぎ話とリアルの境界に下す監督の決断
★★★★★★☆☆☆☆(6)
異常に発達した嗅覚を持つ青年が「究極の香水」を作る物語。

17、18世紀のパリ。悪臭漂う魚市場で、産気づいた魚売りの女からゴミ溜めに産み落とされる主人公。
主人公はあらゆる臭いをかぎわける能力で、他者から疎外されていく。奴隷として働き、人間性を奪われ、人との接し方もわからず生きていく。
ある日、主人公はひとりの若い女の香りに心奪われる。初めて見る女。ゴミ溜め同然の世界で知る心地よい香り。主人公は女を忘れられず、その女の元に会いに行く。が、ふとしたことで、誤ってその女を死に至らしめてしまう。
しかし、その後に展開されるのは、香りに異常なまでに執着する主人公の姿。
異質な世界で突飛な才能を持った主人公が、“女の香り”を元に香水を作ろうとする。
どこまでもファンタジーな雰囲気。
そして、その“女の香り”を集めた「究極の香水」によって、ある決定的な事件が起こる。
この決定的事件の捉え方で、この作品の見方が決まるといってもよい。
実際、私はこの決定的事件が起きた後、一気に引いてしまった。
“見えないものを見せる”ということがどれほど難しいか。
なぜ、あのような演出になったのか。
中途半端にしか見えない。
どうせやるなら「ベルセルク」的な破戒イメージを突き詰めてほしかった。
私はこのファンタジーを、“100歩譲って”観なければならなかった。
思えば、「異常な嗅覚を持つ主人公」という時点ですでにファンタジーだったのだが。
この決定的事件後の彼の足取り=ラストシーンもファンタジー。
これだったら、全人類をベホマズンで回復させるっていうこともアリになってしまう。
そもそもこれを映画化するのって、非常に酷。
でも。話としては面白い。
意見が極端に分かれる作品かな。
おとぎ話とリアルの境界に下す監督の決断
★★★★★★☆☆☆☆(6)




